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出版社:The (M)éditions、IBASHO
本書は、かじおかみほによる『So It Goes』シリーズの第3版。オリジナル限定版は、年間を通してフランスで出版された写真集の中で最も優れた作品に贈られるナダール賞を2019年に受賞した。ただオリジナル限定版は既に完売してしまい、たくさんの人たちに紹介できなかったため、同じフォーマットでサイズと内容を変えた第2版を発売も、第1版と同様に瞬く間に完売したため、この第3版を発売。しかし、こちらも既に完売しており、現在は第4版、『so it goes, so it goes, so it goes, so it goes』を発売中。
『So It Goes』シリーズでは、かじおかが「時間」「記憶」「場所」という概念に関連した作品を紹介していて、さまざまな時代の彼女の日常生活の断片を直感的に表現している。かじおかが常に興味を持っていたこのテーマで作品を制作しようと決めたのは、カート・ヴォネガットの小説『スローターハウス5』を読んでからのこと。
かじおかは長い間、出来事の年表や意味に魅了されてきたという。彼女によれば、写真は瞬間を切り取り、凍結させるものであり、印象を展示することは、時間の感覚と戯れ、この時系列の中に迷い込むようなものだという。
かじおかみほ
1973年 岡山県生まれ。パリ在住。
サンフランシスコとモントリオールの美術大学で絵画と写真を学ぶ。
帰国後、10年以上テレビ局で報道の仕事に携わる。
ブラジルのテレビ局の東京支局で働いていた時に東日本大震災が起きる。
被災地を取材するうちに、アーティストに戻ることに決め、その後は展示や出版などヨーロッパを中心に活動。
2019年、日本人として初めてナダール賞(1955年に設立。年間を通してフランスで出版された写真集の中で最も優れた一冊に贈られる賞)を授賞。