
ホエールウォッチング・ツアー|奄美大島



ダイナミックな行動を見せてくれる
ザトウクジラ
大型クルーザーで観察するツアー
ザトウクジラは子育てのために、冬から春にかけてシベリアなどの寒い海から奄美大島近海の温かい海へ南下してきます。

● ホエールソング(歌のような鳴き声)や、海面から体を出して行うジャンプなど、さまざまなダイナミックな行動を見せてくれます。
● クジラのブロウ(潮吹き)やブリーチ(ジャンプ)、テールスラップ(尾びれで水面を叩く行動)を間近で観察。
● 運が良ければ、赤ちゃんクジラを連れた親子クジラの姿も。

【時期】
12月~3月頃がベストシーズン。
特に、2月頃が出産・子育ての親子クジラが多く見られるベストシーズンです。この時期は90%以上という高い確率で遭遇できるとされています。

・安定感があり、揺れが少ない大型クルーザーで観察
・琉球ヴィラからクルーザーまでは徒歩約5~6分
・ツアー後、琉球ヴィラでサウナをご利用いただけます。
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奄美大島の海では、冬から春にかけて「ザトウクジラ」に出会える貴重なチャンスがあります。クジラの中では中型といわれていますが、成長したザトウクジラは全長13〜15メートルと4階建ての建物ほどの大きさ! さらに体重は約30トンもあり、まるで大型バスが3台集まったような迫力です。
そして何より、ザトウクジラの魅力は目の前で繰り広げられるダイナミックなアクションの数々。水面に体を大きく投げ出すブリーチングや、尾びれを高く掲げる姿など、思わず息をのむ瞬間の連続です。
事前にクジラの行動を知っておくと、ホエールウォッチングがもっと感動的な体験になりますよ。奄美の海で、特別な出会いを楽しんでください。
ブロウ
ブロウとは、クジラが水面で行う「潮吹き」のことで、呼吸のための大切なサインです。クジラは人間と同じく肺で呼吸をする哺乳類なので、およそ15〜20分おきに水面へ浮上し、白い霧のような息を3〜5回、勢いよく吹き上げます。その音と迫力は、間近で見るとまさに感動もの。
さらに、太陽の光が差し込む角度によって、吹き上げたブロウに虹がかかったり、ふんわりとハート型に見えることも。そんな特別な瞬間に出会えたら、ホエールウォッチングの思い出が一段と深まるはずです。
ペダンクルアーチ
ペダンクルアーチとは、クジラが海の中へ潜っていくときに見せる動きのことです。“ペダンクル”は背びれを指し、潜水の直前に背びれをゆるやかに弧を描くように持ち上げながら、静かに海へと姿を消していきます。その優雅な曲線は、見ているだけで心が奪われる美しさです。
また、ザトウクジラは漢字で「座頭鯨」と書かれますが、これは丸みを帯びた背中の形が、座頭法師が琵琶を背負っている姿に似ていることから名付けられたともいわれています。そんな由来を思い浮かべながら観察すると、クジラの姿がさらに愛らしく感じられるでしょう。
フルークアップ/ダウン
クジラは息つぎを終えて深く潜る際、尾びれを大きく水面へ持ち上げてから海中へと潜っていきます。このとき、尾びれの裏側を見せながら潜る動きを「フルークアップ」、裏側を見せずに潜る動きを「フルークダウン」と呼びます。
実は、この尾びれの裏側の模様は、人間でいう“指紋”のようなもので、一頭一頭まったく異なる柄をしています。そのため、この模様を手がかりにクジラの個体識別が行われているのです。ホエールウォッチングの際には、尾びれの模様にも注目してみると、観察がもっと楽しくなりますよ。
テールスラップ
テールスラップは、長さ約5メートルもある巨大な尾びれを大きく持ち上げ、勢いよく海面へ叩きつけるダイナミックな行動です。海に響き渡る大きな音と、想像以上の水しぶきはまさに圧巻。何度も繰り返されることが多いので、写真や動画が撮りやすいのも嬉しいポイントです。
この行動は、自分の存在を周囲に知らせたり、威嚇の意味を持つものだと考えられています。迫力満点のテールスラップに出会えたら、ホエールウォッチングの興奮が一気に高まること間違いありません。
ペックスラップ
ペックスラップは、クジラが長く大きな胸びれを海面にパシンと叩きつける行動のことです。ザトウクジラの胸びれは体長の約3分の1もあり、その優雅な長さから“最も美しい胸びれを持つクジラ”ともいわれています。ときには左右の胸びれを同時に叩きつけることもあり、海面に広がる音と水しぶきがとても印象的です。
この行動は、リラックスしているときや、周りへの威嚇として行われると考えられています。とくに子クジラが見せる小さなペックスラップは、愛らしくて思わず笑顔になってしまうほどですよ。
ヘッドスラップ
ヘッドスラップは、クジラが大きな頭を高く持ち上げ、勢いよく海面へ叩きつける迫力満点のアクションです。成長したクジラが行うと、海が大きく揺れるほどの豪快な水しぶきが上がり、その瞬間は思わず息をのむほど。タイミングが合えば、続けて何度も頭を叩きつけるダイナミックなシーンに出会えることもあります。
この行動は、自分の力を見せつけたり、周囲のクジラに対して威嚇するために行われていると考えられています。ヘッドスラップを目の前で見られたら、ホエールウォッチングの興奮が一気に高まるはずです。
スパイホップ
スパイホップとは、クジラが水面から顔をそっと出し、周りを見渡すようにゆっくりと体を回しながら再び沈んでいく、とてもユニークな行動です。ザトウクジラではあまり見られない珍しいしぐさですが、沿岸を移動することの多いコククジラではよく観察されるといわれています。
この行動は、周囲の地形や位置を確認し、どの方向へ泳いでいくか判断するために行われていると考えられています。もしスパイホップに出会えたら、とてもラッキーな瞬間。クジラが“こちらを観察している”ように見える、ちょっと不思議で愛らしいシーンです。
ペダンクルスラップ
ペダンクルスラップは、クジラが尾びれを勢いよく海面に叩きつけるパワフルなアクションです。ときには下半身ごと持ち上げるように尾びれを振り下ろしたり、海面近くで尾を横に激しく振り回す動きを見せることもあります。その迫力は圧倒的で、海が大きく跳ね上がるほどです。
この行動はクジラの中でも特に攻撃的な仕草とされ、ザトウクジラのオスが繁殖期によく行うといわれています。ライバルのオスへの威嚇や、メスをめぐる競り合いの最中に見られることが多く、まさに野生のドラマを感じられる瞬間です。
ブリーチング
ブリーチングは、ザトウクジラが海面から豪快にジャンプする、まさに大迫力のパフォーマンスです。体長10メートル以上、体重30トンもの巨大な体が水しぶきを上げて宙を舞う姿は、まさに圧巻の光景。
ホエールウォッチングでブリーチングに出会える確率は約20%といわれていますが、目の前で見られたら、その迫力に誰もが大興奮! ザトウクジラの魅力を存分に感じられる瞬間です。
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